(はじめに)
* I'd write outlines of stories from 2 books, "Hideo Collection-2 Jyugatsu-no-sora" and "Azuma Hideo CD-ROM WORLD", in this page.
( WARNING : There are many stories for adults only. )
*「定本ときめきアリス」(チクマ秀版社 2006年6月25日)の巻末には、次回刊行予定である「夜の帳(とばり)の中で」についての広告がある(チクマ秀版社のサイトでも現在、同じ広告、全収録作概要が見られる。「8月上旬刊行予定」で「カラー23頁・本文全340頁予定」とのこと)。そこに明記されている収録作品の題名を見ると、僕が現在所持しているものの中では「Hideo
Collection-2 十月の空」と「吾妻ひでおCD-ROM WORLD」の2冊が、その内容にほぼ近いようだ。それで、これらの出版物をテキストとして、少しづつあらすじを紹介してみようかと思う。
「Hideo Collection-2 十月の空」(双葉社1984年12月9日初版第1刷)のほうは普通の図書なのだが、「吾妻ひでおCD-ROM WORLD」(株式会社アスキー1995年12月25日初版)はちょっと変り種で、パソコンで走らせるためのソフトウェアに図書の付録がついているようなつくりになっている。Windows3.1で動作するよう作られたものだが、試してみたらWindows XPでも正常に使えるようである。ただし、Windows XPの解像度は800×600が最低なので全画面での再生はできない(このソフトは640×480用なので、画面より小さくなってしまう)。そのため人によっては文字など少々見づらくなるかも知れない。
とはいえこのCD-ROMは、図書には無い特長・利点もいろいろ持っている。生原稿をそのままスキャンしてデータにしてあるため、ベタの塗りムラや、写植の下に残っている鉛筆がきの台詞などまでが鮮明に再現されており、独特の迫力を感じ取れることなどはその1つだ。とはいえそうした工夫はマルチメディア(という言葉が1995年ころには流行していた)としての特性であって、吾妻作品と直接の関係は無いだろう。よって、そうした話は割愛しようと思っている。この点、どうぞあらかじめご了承下さい。